2012年度修士論文
自由配置型物理的ユーザインターフェース設計・制作について | 森 博史 |
現在主流である、GUI とタッチスクリーンを組み合わせたインタフェースは、物理的操作部を擬似的に表現したものに過ぎず、ユーザはあらかじめ固定されたレイアウトで操作を行う必要がある。また、タッチスクリーンでは物理的感触を伴う操作感を生み出すことは難しい。本研究における自由配置型物理的ユーザインタフェースデザインは、ユーザが任意の場所に置くことによって、都度状況に合わせた GUI 表示がなされる。また、情報表示領域および操作領域の位置がリアルタイムで変化し、利用者にとって物理的感触を伴うユーザインタフェースデザインを実現する。最終的に、このプロトタイプによって将来のインタフェースデザインの一つの可能性を示唆することを目的とする。